技術コラム

鋼材加工の特急依頼に対応できるレーザー加工業者の選定ポイント

<br  data-src-img=

鋼材加工を短納期で依頼する場合、レーザー加工の対応可否だけでなく、材料在庫、設備台数、二次加工までの対応範囲を確認することが重要です。特に、鋼材部品は切断後に曲げや溶接、穴あけ、表面処理が必要になるケースも多く、工程ごとに業者を分けると納期遅延や品質トラブルにつながります。

本記事では、鋼材レーザー加工の基礎から、特急依頼時に確認すべき業者選定のポイントまで解説します。

鋼材加工の特急依頼に対応できるレーザー加工業者の選定ポイント | 三重・愛知・岐阜 鋼材加工まるごと受託センター.com

>>当社のレーザー加工サービスの詳細はこちら

鋼材のレーザー加工とは

鋼材のレーザー加工とは、レーザー光の熱エネルギーを利用して、鋼板や鋼材の切断、穴あけ、形状加工を行う加工方法です。加工対象に刃物を直接当てない非接触加工であるため、複雑な形状や細かな輪郭の切断にも対応しやすい点が特徴です。

レーザー加工は、ガス溶断やプラズマ切断などと比較して、切断面の仕上がりがきれいで、寸法精度を確保しやすい加工方法です。特に、薄板から中厚板の鋼板加工に適しており、ブラケット、カバー、プレート、架台部品、機械部品など、さまざまな鋼材部品の製作に活用されています。

鋼材のレーザー加工のメリット

薄中板の高精度加工に最適

鋼材のレーザー加工は、薄板から中厚板までの高精度な切断加工に適しています。レーザー光を細く集光して加工するため、切断幅を抑えながら、図面通りの形状に仕上げやすい点が大きなメリットです。

また、加工時の熱影響を抑えやすいため、部品の変形や歪みを最小限に抑えた加工が可能です。寸法精度が求められる鋼材部品や、後工程で曲げ加工・溶接加工を行う部品においても、安定した品質を確保しやすくなります。

複雑形状の加工が可能

レーザー加工は、直線切断だけでなく、曲線や細かな切り欠き、複雑な輪郭形状の加工にも対応できます。金型を必要としないため、形状変更や追加工にも柔軟に対応しやすい点が特徴です。そのため、試作品や少量多品種の鋼材部品を製作する場合にも、レーザー加工は有効です。

鋼材のレーザー加工を特急で依頼する際によくある課題

材料手配に時間がかかり、加工開始までに日数がかかる

鋼材加工を特急で依頼する際に、最も大きな課題となるのが材料手配です。加工設備に空きがあっても、必要な材質や板厚、サイズの鋼材が手配できなければ、すぐに加工を開始することはできません。

一般的な鋼板だけでなく、特殊鋼材やニッチな材質、特定寸法の鋼材が必要な場合は、材料の入荷までに数日以上かかることもあります。その結果、加工自体は短時間で対応できても、全体のリードタイムが長くなってしまいます。

レーザー加工機の稼働枠が埋まっており、特急案件を入れられない

レーザー加工は、設備の稼働状況によって納期が大きく左右されます。特に繁忙期や量産案件が集中している時期は、レーザー加工機の稼働枠が埋まっており、特急案件をすぐに入れられないケースがあります。

1台または少数の設備で対応している業者の場合、既存案件のスケジュールに影響されやすく、急ぎの依頼に対応できない可能性があります。短納期対応を重視する場合は、保有設備の台数や協力会社を含めた加工体制を確認することが大切です。

切断後の曲げ・溶接・表面処理まで相談できるか

鋼材部品は、レーザー切断だけで完結しない場合があります。切断後に、曲げ加工、穴あけ、溶接、メッキ、塗装などの二次加工が必要になることも多くあります。

レーザー加工のみ対応している業者に依頼した場合、後工程は別の業者に依頼する必要があります。その場合、業者間での図面確認や納期調整、品質確認に時間がかかり、結果として納期が長くなる可能性があります。

当社のレーザー加工における特徴・加工体制

自社在庫を持つことによる「材料手配時間」の削減

当社では、さまざまな形状やサイズの鋼材を在庫保有しており、材料手配にかかる時間を削減できる体制を整えています。必要な鋼材を自社在庫から選定できるため、材料入荷を待たずに加工へ移行しやすく、リードタイムの短縮につながります。

また、一般的な鋼材だけでなく、特殊鋼材やニッチな材質、形状の鋼材にも幅広く対応しています。急な設計変更や短納期の部品調達が必要な場合でも、在庫状況を踏まえた最適な加工提案が可能です。

多数のレーザー機による対応能力

当社では、協力企業との連携により、合計15台のレーザー加工機を稼働できる加工体制を構築しています。複数設備による対応が可能なため、案件内容や納期、材質、板厚に応じて柔軟に加工枠を確保できます。

25mm以下の鋼板に対する高精度な切断加工に対応しており、薄板から中厚板まで幅広い鋼材加工が可能です。切断面の品質や寸法精度が求められる部品にも対応できるため、機械部品、架台部品、ブラケット、プレートなどの製作に適しています。

さらに、3次元レーザー加工によるパイプ材の切断や穴あけにも対応しています。鋼板だけでなく、角パイプや丸パイプなどの立体形状の鋼材加工にも対応できるため、多様な鋼材部品の調達ニーズに応えることができます。

切断・製缶・曲げ・溶接・切削など様々な鋼材加工に一貫対応

当社では、鋼材へのレーザー加工だけでなく、切断、製缶、曲げ、溶接、切削など、各種鋼材加工に一貫対応できる体制を整えています。レーザー切断後の二次加工までまとめて相談できるため、工程ごとに業者を探す手間を削減できます。

レーザー切断後に曲げ加工を行う部品や、溶接によって組み立てる製缶部品、穴あけやタップ加工が必要なプレート部品などにも対応可能です。加工工程を一括で管理することで、図面確認や納期調整をスムーズに進められるだけでなく、最短翌営業日発送の短納期対応が可能です。

当社の鋼材のレーザー加工事例のご紹介

ベース板

鋼材加工の特急依頼に対応できるレーザー加工業者の選定ポイント | 三重・愛知・岐阜 鋼材加工まるごと受託センター.com

こちらは、ベース板に対して複数の加工工程を組み合わせ、高精度に仕上げた加工事例です。

まず、レーザー加工により外形部分と中央の大径穴を加工し、シリンダーを組み込むための形状を確保しました。その後、マシニング加工によって小径穴を高精度に追加し、取り付け精度を確保しています。

さらに最終工程では、フライス加工により表面を均一に切削し、求められる表面粗さに仕上げました。当社では、本事例のようにレーザー加工、マシニング加工、フライス加工といった複数工程を一貫して対応することで、短納期と高精度を両立した加工をご提供できます。

パイプ カバー品

鋼材加工の特急依頼に対応できるレーザー加工業者の選定ポイント | 三重・愛知・岐阜 鋼材加工まるごと受託センター.com

こちらは、パイプ用カバー部品の加工事例です。

本製品は、まずレーザー加工によって外形や各穴部分を加工し、その後に曲げ加工を行い、最終工程で溶接を実施することで製作しました。レーザー加工から曲げ加工、溶接までの工程を一貫して対応した事例です。

また、本事例では100個ロットでの製作に加え、短納期での対応が求められていました。当社では、協力企業とのネットワークを活用することで、スムーズな工程調整と早期対応を実現し、お客様にもご満足いただくことができました。

鋼材のレーザー加工は株式会社鍛冶儀にお任せください

今回は、鋼材加工の特急依頼に対応できるレーザー加工業者の選定ポイントについてご紹介しました。鋼材加工丸ごと受託センター.comを運営する株式会社鍛冶儀では、多種多様なレーザー加工を短納期で対応いたします。お困りの方はお気軽にご相談ください。